前回の記事で取り上げたように、心理療法家の矢野惣一さんのグループカウンセリングを受けてきた。
カウンセリングの開始にあたり、これは問題だから解決しないといけないと捉えていることが多く、何をぶつけたら良いか分からない状態だった。
当日の受講前に書いた記事では、”今ここに集中できない”という問題について相談しようと思っていた。
あれもこれも相談したい!ってなって、結局絞りきれないまま見切り発車となった。
カウンセリングでは様々な話題を扱った。
などなど
しかしグループカウンセリングということもあってか、より突っ込んだ内容となると他の人の目も気にしてか、どれもしっくりこなかった。
たくさんのカウンセリングを実施した先生によると、問題の本質を探ろうとしても分からないことが結構多いようだ。
過去の原因を探っても上手くいかなかったので、自分の希望(未来)に焦点をあてられた。
過去何度も書いているように、人生における高揚感を追求している最中だ。
昔はよく感じていたのに、いつの間にか感じられなくなった高揚感。この高揚感をどうしても忘れることが出来ない。僕にとって幸せ=高揚感だと捉えていた。
しかしそんな僕の認識を少し改めなければならない話を先生から伺った。
どうやら幸せには4つの種類があって、それぞれの幸せを感じる量は先天的に決まっているようだ。
その4つの幸せとは以下の4つに分類される。
僕がこれまでずっと追い求めていた高揚感は1・快楽に分類されるもの。ドキドキとかワクワクを感じやすい人もいれば、そうでない人もいる。またこの快楽とは一種の麻薬のようなもので、もっともっとと常に飢えて追い求めてしまうことが多い。
この話を伺って正直なところめちゃくちゃ動揺した。僕の憧れでもある本田晃一さんは、どちらかというと1・快楽を感じやすいタイプで僕とは異なる。とすれば、憧れている気持ちを押し殺さなければならないのか、そんな葛藤に襲われた。
様々な会話を経て、現時点では問題の本質に迫るのは難しいと先生は判断され、僕の希望に焦点を変えられた。
そこで無意識が望む未来にアプローチするワークを行い分かったことは、僕が感じやすく求めているのは4・心の平安だということ。
綺麗な景色を見て、穏やかな空間を味わい尽くすこと。真っ青な空の下、生い茂った深い緑に囲まれて、心地良い風を感じながら光り輝く水面の鑑賞を楽しむ。
あくまでイメージでの体験だったけど、そのイメージで得られた安心感、心地良さは本当に肌に合っていると感じた。
麻薬のような快楽よりも、落ち着いた心地よい感覚、どうやらこれを求めて方向性を変える必要がありそうだ。
今はまだどのようにしていくかは分かっていない。ただこのイメージによって得られる感情とエネルギーをどんどん感じていこうと思う。
そうすれば自分が望むことへのアンテナが立ち、これだ!というのが見つかるようだから。
矢野先生のワークが凄く良いなって思える点の一つとして、こうしたイメージワークは特別な条件を必要としないため、日常的に使える点が挙げられる。
急激に変えようとしても、安定化志向という揺り戻しが起こり、結局変えることができない、そんなケースが多い。
しかし日常的に簡単に出来ることなので、この安定化志向を騙しながら少しずつ人生を変えていけるという非常に科学的にも理にかなった手法だ。
もちろん1・快楽を含むその他の幸せも生きていく上では必要な幸せでもあるから0にはしない。偏り具合を修正するだけ。
このように折り合いをつけて、確かな収穫が得られたこともあり、9月から開催される問題解決セラピスト養成講座を受講しようと思う。
色んな手法を自分にあてはめ、身につけて、表現していけるのが非常に楽しみだ。
おしまい。
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