学習効率を上げるにはスターティングクエスチョンで目的意識を明確にすること

セミナーを受けたり本を読んだりしても、何だか頭に入ってないし、綺麗サッパリ忘れてしまっている。

そんなケースってない?

もちろん僕もその1人だよ。昔から本をパラパラ読んだりしてたけど、内容を説明しろって言われても出来る自信は全くないし、読んだ内容を全く実行に移せてこなかった。

理由はカンタン。学ぶ目的意識を持っていなかったからだ。

 

目的意識を持てば効率は上がるってよく耳にするけれど、どう目的意識を持てば分からない。

そんな問題を解決するのが、スターティングクエスチョン。シンプルな問いかけだが効果はバツグン。

それでは早速紹介するねー。

スポンサードリンク



目的意識を持てばパフォーマンスは向上する

明確な目的意識を持つ質問の紹介の前に、まず目的意識を持てばパフォーマンスが向上する事例を2つ紹介しよう。理屈が分かれば納得できるもんね。

カラーバス効果

有名な実験でカラーバス効果というものがある。

よく心理学で引用されるカラーバス効果では、意識を注げば注くほど、注いだ対象のものが大きくなる、なんて言われている。

例えば、現在目にする光景の中で赤を探して下さいと言われて、数秒間赤色のものを探す。そして青色のものは何がありましたかと聞かれると、ほとんど答えられないといった実験結果となった。

この実験では、自分が意識を傾けたものに脳は集中して吸収することを示している。

指差し実験

そしてもう一つ。これは是非とも実験してみてほしい。

2人組のうち1人がとりあえず片腕を伸ばし、人差し指でテキトーに指差しをする。
もう1人の人が両腕で、伸ばしている片腕を肘から曲げてみる。

するとどうだろう?

カンタンに曲がらない??

 

次に先程テキトーに指差しした人が、今度は時計やらテレビやら何でも良いから明確に目標を定めて人差し指で指差しをする。
もう1人の人が同様に伸ばしている片腕を肘から曲げてみる。

今回はどうだった?

ビックリするぐらい曲がらなかったんじゃない?

 

これらの実験結果から分かることは、明確な目的意識を持つと情報の吸収力が上がったり、体のパフォーマンスが向上するということだ。

目的意識を持つにはHave,Do,Beの質問を投げかける

パフォーマンスを向上させるには、明確な目的意識を持てば良いということは分かった。

とはいえ一体どうやって目的意識を持てば良いのって思うよね。

目的意識を持つにはね、めっちゃシンプルでカンタンな質問を自分にしてあげるだけでいい。

この経験を通して、

Have・・・何を得られたら

Haveは、何を学べたら良いかとか、何を手に入れられたら良いかといった主に物だ。例えば年収が○万円とかそういった内容でも良い。

Do・・・何をできるようになったら

Doは主に行動を指す。例えばボイトレの本とか読んでたりすると、声量がUPし人前でプレゼンが出来るようになっているとかでもいい。

Be・・・どんな風になれたら

Beは主に在り方を指す。例えば堂々と振る舞えているとか自信満々になっているとかでもいい。ただ具体的な行動に落とし込みにくいのであまりオススメではない。

問いの答えを持てば、それに関する情報を脳は意識して吸収するが、問いを投げかけるだけではまだ不十分。

現実を変えるためには、具体的な行動が必要となる。

具体的な行動を取るためには、そう、ミラクル・クエスチョンで行ったように、学習後の自分の言動をビデオに撮ったようにしてイメージすることだ。

▼ミラクル・クエスチョンについてはこちらで詳しく書いてるよん

イメージ出来た言動の中で今の自分に無理なくカンタンに出来ることを行動していくこと。

これが学んだことを物にする秘訣

最後に

これまで何かを学ぶ際に明確な目的意識を持たなかったために、ほとんど内容が頭に入ってこず、行動に移すことも出来なかった。

けれどスターティングクエスチョンという手法と脳の仕組みについて理解したので、これからは都度問いを投げかけて、より多くの実りを得たいもんだ。

今後僕が実際に行ったスターティングクエスチョンをブログで書いて、結果はどうだったのかもシェアしていきたいなー。

これらの内容についてもっと詳しく知りたければ、矢野惣一さんの「癒やされながら夢が叶う!問題解決セラピー」を読んでみてねん。

おしまい。

癒されながら夢が叶う! 問題解決セラピー
矢野 惣一
総合法令出版
売り上げランキング: 145,154
[新版]あなたもいままでの10倍速く本が読める
ポール R.シーリィ
フォレスト出版
売り上げランキング: 3,659

スポンサードリンク