僕は禁煙しようと思い、禁煙外来に通いだした。
これまでに禁煙外来を受けて2年近く吸わなかったんだけど、「1本だけならいっか…」という悪魔の囁きに屈し、結局のところ再び吸う習慣が身につき禁煙は失敗してしまった。
どうして失敗してしまったのか?1本吸うだけが本当に失敗の原因だったのか?
悶々と日々考えていたんだけど、最近になって脳や潜在意識について学ぶ内に、どーやら目標の立て方がまずかったみたいだと理解した。
僕が立てた目標は、禁煙すること。
これでは脳の性質上失敗に終わる可能性が高い。
それではその理由と、理想的な目標の立て方について見ていこー。
僕達人間の脳ってやつは、情報をイメージとして保存するようだ。
イメージと聞いて思い浮かぶのは映像だ。けれど映像はイメージの一つにすぎない。
ではイメージってなんだ?
イメージっていうのは、人間の五感で認識できるもの。
すなわち視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感による情報を脳は保存するみたい。
例えばタバコでいうと、
視覚・・・物としてのタバコや吸っている姿など
聴覚・・・吸う時に火をつける音やけむりを吐くときの「フーッ」っていう声など
嗅覚・・・タバコの香り
味覚・・・タバコの味
触覚・・・タバコの手触り
などなどタバコ一つとっても五感というイメージで多くの情報がある。
脳は情報をイメージとして保存するという性質を踏まえた上で、次の性質を見てみよう。
脳にはキーワード検索をするという性質がある。
もう一度書くよ。
キーワード検索。
この性質から脳はGoogleやYahoo!のような検索エンジンによく例えられる。検索エンジンを使うときは、得たい情報を入力して検索結果を得る。
GoogleやYahoo!のような検索エンジンを使うときは、言葉を入力して、検索結果を得る。
では脳は何を入力するのだろう?
それはイメージ、つまり先程挙げた五感だ。
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚といった五感を入力し、脳はそれにまつわる物を探し求めるようになる。
では何故禁煙という目標を立てると成功が難しくなるのか。一見禁煙という目標だったら吸わないことだから上手く行くんじゃないの?って思うようね。
でも禁煙というキーワードの中には煙、つまりタバコに関するワードが含まれている。タバコに関するワードを目標に入れると脳はタバコに関することを探し求めるようになっちゃう。
だからタバコに関する情報=五感を集めてしまい、止めようと思っても止められないんだよねー。
○○する。○○しない。する、しないどちらの言葉を使っても○○というキーワードを脳は探す。そんな性質がある。
僕の禁煙が上手く行かなかったのは、禁煙するという目標の中にタバコを連想させる煙というキーワードが含まれていたので、脳はタバコに関する情報ばかり集めていたから。
○○しないという目標を立てるには、○○というキーワードを目標に入れずに、○○しないことで得たいものをキーワードに入れる必要がある。
仮に禁煙をしてフルマラソンに出たいのであれば、”フルマラソンに出る”を目標にすればいい。
さて、僕の目標はどうしようか?これといったものが思いつかない…
そもそも禁煙したいと思ったのは、タバコによって健康上の被害や時間・お金の浪費が苦になっていたから。
だからそれらが解消されて何をしたいのかを目標にする必要がある。
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中々思い浮かばずピンズド!!じゃあないんだけど、ひとまず、
「趣味に打ち込む!」という目標にしてみる。
趣味というのは、何かの講座を受けたり、マリンスポーツだったり、最近始めたサックスだったり自然豊かな景色をのんびり眺めたりとほんとーに色んなこと。
これまでのようにタバコを吸っていれば、お金や時間、健康上の問題から、趣味はやれていても打ち込む!というとこまでは出来ていない。やれてはいても出来る範囲が限られてしまう。喫煙によって限られる範囲を広げてやる。そんな意味を込めた目標だ。
さてさてこの目標を立ててどうなるか楽しみだね〜。
▼目標の立て方の他の方法についてはこちら
これらは矢野惣一さんの「癒やされながら夢が叶う!問題解決セラピー」に詳しく書かれてるので、より深く知りたい方はお読み下さいな。
また同じく矢野惣一さんが講師を務める問題解決セラピスト養成講座では、ワークを通じ書籍よりも深い学びが得られるのでオススメ。
おしまい。