嫌いという気持ちの中にはずるい!という嫉妬の感情がある。憧れの気持ちを認めてみれば、見方が変わる。

以前職場で、この人はちょっと苦手だなという人がいた。

その人は、

時間ギリギリに出社して、
キツい香水の香りを漂わせ、
バカンスのために残しとかなきゃいけない有給を使い切る

その人は僕にとってありえないことを当たり前のようにやっていた

何より嫌だと感じていたのは、それの一体何が悪いの?と言わんばかりの振る舞いだ。

特に誰も注意しないし、こんな勝手な振る舞いがまかり通るなんて!と僕が勝手に一人で嫌っていた。

でもこれってよく考えてみると、僕はその人のことを特に嫌うような出来事が起こっていないし、何も迷惑をかけられていない

それでは一体何故その人のことを嫌いに思うんだろう?

それは、本当は僕もそのように振る舞いたかったんだ。
※香水をキツくつけたいということじゃないよ!

  • 本当は始業時間ギリギリまで自分のことに時間を費やしたい
  • 自分の都合をもっと優先させたい
  • 人の顔色ばかり伺わず、自分の空気を大事にしたい
  • こんなに窮屈な生活を強いられている(自分で)のに、この人は自由に振る舞うなんで許せない。

平たくいうと自分のやりたいように行動すると攻撃されると思っているからそれをせずに我慢をする。なのにその人は行動しても攻撃されないなんてずるい!と思っていた。しかもそれが当たり前なんて!!

つまり苦手だ、嫌いだという気持ちの裏にはこんな嫉妬があったんだよね。

このことから嫌いという気持ちには2つの種類がある。

  • 自分が迷惑をかけられて関わりたくない
  • 我慢していることを気にせずやれちゃう人への嫉妬・憧れ

自分が嫌いだと思っていた人のこと実は憧れていたんだと分かったとき、本当はこの人のことが嫌いではなかったんだということに気が付いた。

苦手・嫌いだと思う人のことは本当にそう思ってる?

嫉妬・憧れから来るものだとするとその気持ちを認めてあげよう。そうするとその人の見方が一変するよ。

今ではもう尊敬して、心の中で勝手に師匠と呼んでいる。

嫉妬の気持ちを本当はそうしたい!ってクリアにしておくと、いざ自分がそれをしたときに、攻撃されず嫉妬されなくなる。これに気が付くと結構嫉妬の気持ちを封印していたことに気付かされた。

おしまい。

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