昨日試しに、目標とする人の文章の写し書きをしてみました。予め分かっていたことだけれど、やってみると背中がこそばゆいような違和感を覚えます。
自分の文章のリズムと他人の文章のリズム。まずはこの違いを実感することが、目標とする人の一面を取り入れる第1歩になるのではないでしょうか。
それでは詳しく見ていきましょう。
そもそも、どうして今回写し書きをしたのかっていうと、これもまた本の影響によるもの。
「セカフザ」こと世界一ふざけた夢の叶え方という本の中にある、ひすいこたろうさんのエピソードで真似することの効用が書かれています。
ひすいさんは、通販会社に営業をかける赤面症のサラリーマン。昔から人と話すのが苦手でセールスの成績も芳しくない。
そこで、通販カタログの売れているページの文言をひたすら書き写し、文章での伝える力を向上させて、営業先に広告を出すことにしたそう。
そうすると、成績が向上して社内でのトップセールスに登りつめたようです。(全営業マン3人中1位)
このエピソードを読んで、
あぁやっぱり結果を残している人って、上手い人の真似をしてきているんだ。
だったら同じように真似していけば、上達がかなり加速するんじゃないか。
と思い、何かの真似を始めてみたい気持ちに駆られました。
僕は以前から、ブログでもまだまだ堅苦しさが抜けないなーと感じながら書いていて、どうにか変えていきたいと思っていました。
だったら目標とする人である本田こーちゃんのブログの文章を書き写せば、ゆる~い感覚が身に付くかもしれないと思い、善は急げと早速試してみることに。
こうして試しにつらつらと書き写してみると、
という何とも言えない感覚を味わいました。
何だろーって思って書き写した文章を眺めてみると、1つ1つの文章の繋がりが自分の感覚と異なるように思えます。
僕だったら、同じことを言うとすればどのように書くだろうって考えてみると、どうやら僕はこれまで接続詞を多用していたことに気が付きました。
多少文章間のつながりがスッキリしていなくとも、接続詞を使えば何とか形になる気がして、苦肉の策で用いることが多かったように思います。
でも、こーちゃんの文章を写していると、文章間の繋がりがしっかりしているために、そこまで多くは使われていないことに気がつきました。
この文章間の繋がりこそが、その人ならではのリズムを生み出している。
僕が自分の文章を堅苦しいと感じていたのは、形式ばった堅苦しい用語を使い、しっかりと書かなきゃいけないという意識が勝ちすぎていたから。
このように、実際に書き写してみて、その人の感覚を感じるだけでなく、自身の癖や傾向が分かるようになったのは大きな収穫でした。
これからも続けて、この独特のリズムを身につければ、文章の幅が広がり、より伝わりやすくなるんじゃないか、そのような淡い期待に思いを馳せています。
おしまい。