P/N≧3
ポジティブ感情がネガティブ感情の3倍以上になると人は幸せだと感じるそうだ。
前回の記事では、その仕組について詳しく取り上げた。
今回は、ポジティブ感情について深く掘り下げようと思う。
ポジティブ感情
一言に言っても何が思い浮かぶだろうか?
愛・喜び・感謝・満足・平静・達成・興奮
ざっと思い浮かべるだけでもワラワラ出て来る。
定義が難しいポジティブ感情。
心理学者であるアヴェリルとモアは、幸せをもたらすポジティブ感情を4つに分類した。
人が最も幸せを感じるのは、この4つのポジティブ感情全てが揃ったときだそうだ。
笑って過ごすような喜びだけを追求するよりも満足や目標達成や心の平静全て満遍なく感じる方が幸福度は高い。
しかしこの4つのポジティブ感情の性質には違いがある。
ポジティブ感情を増やすには、性質の違いに着目することが必要だ。
ポジティブ感情の性質の違い。
喜びや目標達成は、幸福感は強いものの一時的。
例えばある資格試験合格を目標に掲げ、合格に向けて積み重ねた努力が大きければ大きいほど、合格したときの喜びは一際大きいものとなるだろう。
ところが信じられないことに、合格して1ヶ月程度経過すると、あんなに大きかった喜びがどこへやら?
すっかり感じなくなっていることはないだろうか?
幸福感は大きいが一時的。それだけが幸せだと思っていると、一時的な強い幸福を求め、次はより大きな目標を掲げ常に努力しなければならない事態に陥りかねない。
一方で満足感や心の平静は、幸福度は小さいが持続的だ。
僕はここ一年でたくさんの興味あることにチャレンジしたり学んできた。
去年までは考えられなかったことで、こんなに楽しい1年を過ごせたことにかなり満足している。
”かなり”と書いたけど、この1年を振り返ったときの満足感は実はそこまで強い興奮は感じていない。
感じているのは、ささやかながらもジワジワと浸るもの。そんな満足感だ。
この満足感はおおよそ半年ぐらい前からと長く感じているので、持続的だといえる。
ポジティブ感情やネガティブ感情、それぞれの感情に対する感受性の強さ。
これ、遺伝で決まってるんだって。
松岡修造さんのように興奮を感じやすい熱狂的な人もいれば、あれこれと不安を見つけだしては四六時中思い悩む人もいる。
ポジティブ感情で挙げてみると
コンサートにいってピョンピョン飛び跳ねて大盛り上がりをするのが大好きな人もいれば、ポカポカの温泉に浸かってまったり過ごす方が大好きな人もいる。
人によって感受性の強さが異なるのを示す良い例だ。
感受性。後天的に伸ばせることは伸ばせるが、10〜15%程度とわずか。
ワクワクを感じにくい人は、そればっかり追い求めて一向に感じなければ、そもそも感受性が低いってことは十分にある笑。
だから僕が思うには、感情には種類があることを前提として、常日頃から自分がどんな感情を感じやすいのか意識してみた方が良い。
ポジティブ感情を増やすには、
自分が最も感じやすいものを認識した上で、意識して重点的に注ぎ、その他も少しずつバランスを取っていくこと。
これがポジティブ感情を増幅させる秘訣だと思う。
ポジティブ感情には4つの種類がある。
喜び
満足
目標達成
心の平静
種類があることを認識した上で、自分が最も感じやすいものに注力し、残りもバランスよく取ること。
これがポジティブ感情を増幅させる秘訣。
P/N≧3
ポジティブ感情がネガティブ感情の3倍以上になると人は幸せを感じるという。
どんどんポジティブ感情を増やして幸せを感じていこう。
心理療法家矢野惣一さんの問題解決セラピスト養成講座では、本記事のようなポジティブ感情・ネガティブ感情について、より奥深く、よりスッキリと学ぶことができるのでオススメ。
おしまい。