「ごめんなさい」と「ありがとう」という言葉の裏側にある意味
僕達が普段何気なく使う「ごめんなさい」と「ありがとう」という言葉。これらの言葉には裏側の意味がある。
ありがとうと感謝の言葉を伝えるときには心の中で受け取り、ごめんなさいと謝罪の言葉を伝えるときは心を開く心理が働いているようだ。
「ごめんなさい」は心を開き、「ありがとう」は心で受け取る
心理療法家矢野惣一さんの著書うまくいかない人間関係は「愛の偏り」が原因ですにおいて、「ごめんなさい」と「ありがとう」の言葉の意味が解説されている。
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ごめんなさい。こんな私でも許してください。受け入れてください。
ありがとう。私はたしかにあなたの愛を受け取りました。「ごめんなさい」は、相手に自分自身を差し出すための言葉なんです。自分を差し出すとは、相手に心を開くことです。「ごめんなさい」は、心の扉を開くキーワードです。
「ありがとう」は、相手のためだけでなく、相手の行為を受け取った確認のために、自分自身にも言うものなのです。
普段何気なく使っている「ごめんなさい」と「ありがとう」という言葉だが、このような意味があるとは考えたことがなかった。
物心が付いた頃から何気なく使っているからこそ、特別意識していなかったといえる。
しかしこれらの謝罪と感謝の言葉を使えないケースがある。そんな時にこの意味を知っているだけで、対応が変わってくるのではないだろうか。
人は心を開けず、受け取れないときがある
あなた自身が特定の誰かに対して、「ごめんなさい」や「ありがとう」と伝えられないときはないだろうか。
例えば自分のミスで目下の人に対して迷惑をかけたときかもしれないし、嫌いな人に手伝ってもらったときかもしれない。
これらのケースでは、謝ることが自分のプライドを著しく傷つけられたように感じたり、受け取りたくない人からの好意なので感謝はしたくないと感じるものだ。
本当は誤ったりお礼ををした方が良い。なのに、素直になりたくない。
僕なんかそんな時は、「ちいせぇ〜」とか「本当は素直にならないといけないのに」ってついつい自分を攻めがちになってしまう。
けれどこれらの裏側の意味を知ってからは、ひとまず小さい自分を認め、素直になれない理由を探るようになった。
素直になれない、すなわち未完了の消化できていない感情に気づき、クリアする良い機会を得られるようになったといえる。
一方で他の人から謝罪が無かったり、感謝がないケースもあるだろう。
そんな状況に遭遇するといちいち腹を立てていた。それこそ「こいつ小せえなぁ」なーんて思うこともしばしばあったぐらい（笑）。
しかし裏側の意味を知っていると、「あ、この人は自分を差し出せなかったり、受け取ることが出来ない状態なんだー」って優しく眺められるようになった。
「だって自分も同じような状態になることがあるよな〜」とか「いつか裏側の意味を知って対応していけるようになれたらいいね」って思いながらね。
最後に
「ごめんなさい」と「ありがとう」の裏側の意味を知ると、素直に謝罪・感謝が出来る人を”心が開けている勇気のある人”だという目で見ることが出来る。
対して出来ていない人に対しては、”心が開けていない状況にあるんだ”と振り回されず優しい気持ちで接することが出来る。
何気なく使っている「ごめんなさい」と「ありがとう」という言葉。シンプルだが人の心のバロメーターを測る深い言葉だと思う。
おしまい。
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2016年12月よりブログ「心の一部をうるおして」の運営を開始。
歳月を重ねるに連れていつの間にか、自分の本当の気持ちに蓋をして、人の顔色ばかりを伺い、自分を軽んじるようになった。
そんな自分の本当の気持ち、欲しい、やりたい、楽しいなど
抑圧していた本当の心を解放する。
このブログの位置付けは、そんな「心を表現していく」場所。
日々のゆる〜いもがきの活動が、かつての僕と同じようなもどかしい気持ちを抱え、抑圧している「誰か」の目に留まり、
そして新しい1歩を踏み出し、自分だけの世界へと繋がるきっかけとなればいいな〜って思う。