喜劇王チャップリンが残した有名な名言がある。
「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である。」
僕も何度か目にしたことがあるので、恐らく皆さんも1度は目にしたことがあるだろう。
僕はこの名言を受けて、これまでほとんど撮っていなかった写真をこれからはたくさん残していくことに決めた。
誰が言ったのか忘れちゃったけど、他によく目にする名言で「人間は忘れることで行きていける生物」というものがある。
これら2つの名言が意味するもの。
それは人間が、経験した楽しかったことや辛かったことは時を経れば忘れてしまうが、忘れることでいつまでも引きずらずに新たに人生を歩んでいけるということだ。
そして時を経て振り返ってみると、あぁこんなこともあったなぁって、過去の自分にどこか愛しさも感じ、笑い話に出来るということだろう。
これらの名言が何故写真を取ることに繋がるのか?
写真はその当時の状況をありありと思い出すのに最適なツールだからだ。
僕はこれまで写真を取るときは、ほとんどが綺麗な景色の写真だった。不思議なことに自分自身やその時々で一緒にいた人との写真を撮ってこなかった。
誰かが撮るだろうとか、いちいち写真に撮って残そうとするのは何か恥ずかしいとか、ちょっとひねくれた考え方をしていたから撮らなかった。
けれどこれからは、そんなちゃっちい考え方を捨てて、良いことも悪いことも含めてたくさん撮っていこうと思う。
ある日ふっと思い付きで写真を見返したとき、
って、自分のことを労ったり励ましたりして、過去の自分の喜劇から元気をもらうのに写真はピッタリだと思う。
中々過去のことを遡るには、記憶だけでは忘れてしまいがちになる。
なので、写真や動画など五感に訴えるものを積極的に用い、当時のことを振り返り喜劇を楽しんでいこう。