自分が読みたい本ってどのようなきっかけで買ってる?
僕が買うとしたらざっくり上の3つの理由に整理出来る。
そのどれもが「面白そう!!」とか「タメになりそう」とか「現状を変えれそう」とかそんな類のワクワクを刺激されて買っている。
ウキウキしながら家でじーっと読み込み、自分のワクワクを満たしてくれる内容で満足満足。
とそうは問屋は卸さないのだ。
本を読み終えて数ヶ月経過し、何かの折にその本を目にして手に取り思うことはこうだ。
「あれ?この本って何かめっちゃ良かったけど何が良かったんだっけ…?」
自分のためになると思って読んだハズ…なのに、どうタメになっているのか分からない。というかその時のワクワクが満たされただけでそれ以外何も変わっていないんじゃないの?
よくこのように「本読んだけど読んだことに満足しているだけで何も得られてねー」って自分をダメ出しすることがある。
衝動で本を買って読むのはいいけれど、そんな本が家で増えていくに連れてダメ出しも増えていく。
そうなると
本を買うことが少しずつイヤなことが増えてくるように思えてくる。
・・・
せっかく良い本に出会えるかもしれないのに、自分のダメ出しが原因で手に取らないってもったいなくない?
僕はそんな本との出会いロス(勝手に命名)から抜け出した。
ダメ出しをしちゃうのは読みっ放しにしているから。けれど今では読みっ放しはなくなった。
そんな僕が読みっ放しで終わらせないために心掛けている3つのことを紹介しよう。
ここで意味する紹介とは、読んだ内容をブログに書いてみたり、誰か人に話すことだ。
ここで意識しているのは内容全てを紹介しようと思わないこと。たった1つの内容だけで良い。そのように腹を括るとハードルが下がる。
また情報を入れて使うことは脳の可塑性という性質を利用しているので、記憶するには理に適ってんだよね。
▼脳の可塑性についてはこちら
そもそもどうしてこの本を読むのか?本を読むことで何を得て、何を出来るようになり、どうなりたいのか。目的と得たい結果を明らかにして情報を取るとそれに合う内容を脳は探す。
よくある実験で、赤い物を探して下さいと言われ数秒間探した後に、青いものは何がありましたかって尋ねられると答えられない。自分が何の情報を取るかと意識を注ぐかで得られる内容はそれだけ変わる。
この自分自身に対する問いかけはスターティングクエスチョンという。
▼スターティングクエスチョンについてはこちら
ビジネス書などでよく演習(ワーク)が上げられている。
昔の僕はワークがあってもやらなかった。早く読み進めたいという欲とワークをしても正解か分からないという自信の無さも相まって、ワークをこなすのがとっても面倒に感じていた。
ワークをこなすハードルが高い。そう感じていたので、とりあえず1つだけでもワークをこなすことにした。
そもそもどうしてワークをこなすと良いのか?面倒なことに取り組むには理屈から納得する必要がある。
ある研究結果でラーニングピラミッドというものがある。それによると学習定着効率は、読書が10%でワークが75%と大きく効率が変わることが分かった。
効率の良い方法を取り入れればそれだけ定着率も変わる。
▼ラーニングピラミッドについてはこちら
とはいえそれでも尚ワークに取り組むことに抵抗を感じる人はいるんじゃないかと思う。
そんな人にオススメしたいのが、何か興味があるテーマでワークに取り組むようなセミナーに参加をすること。
セミナーではほぼ強制的にワークに取り組む。やっている内にワークをすることが当たり前のことのように思えてくる。
そう思えるとしめたもの。家で1人でワークに取り組むことも普通に出来るようになる。
これまでの僕は本当に何十冊も読みっ放しで終わらせていた。ただただ本を読むという行為に浸っていた節がある。
それはそれでまぁしょうがないんだけど、変えようとして上の3つのことを心掛けたら頭への入り方、定着具合が段違いに良くなったと感じる。
数多く読むのではなく、1冊をじっくり読むのでもなく、得たい目的を明らかにして実行に移して紹介するという読み方。これが読みっ放しから脱却した僕の本の読み方。
おしまい。