ボイスレッスンを受講 コンプレックスだった声が腹式呼吸で改善できそう

コンプレックスに感じている声

人には何かしらのコンプレックスがあると思います。

僕も同様で、数あるコンプレックスの内の一つが声です。昔から滑舌が悪く、声が小さくこもりがちで、幾度か人から嘲笑されたこともあるぐらい酷い声をしています。

人と話す時も、楽しんでいるのに楽しんでいなさそうに捉えられたり、飲み会では声が通らず聞き手に迷惑をかけ、悪意はないのにも関わらず悪い印象を与えているなと感じることもしばしば。

改善に向けて声に関する書籍を何冊か読みましたが、エクササイズを指示通りにやってみてもそれが正しいのか分からないので、長続きしませんでした。

コツを掴んでいる人に教わるのが一番

精通している人に教わるのが一番だと思い、体験レッスンを2016年12月に受講してみました。講師は倉野さんという方で、教え方のコツをどんどん掴んでいっているとブログで書かれていたのを見て、以前から受けてみようと思っていました。

いくつかの項目をご指導頂いたのですが、中でも腹式呼吸に関する指導が僕にとって衝撃的でした。腹式呼吸といえば横隔膜の上下運動であるので、へその下の丹田を意識して、お腹を上下させたら良いと一般的には言われています。しかし、実際にやってみても上手く出来ているかどうかも分からないですし、ましてや会話において上手く繋げることは到底出来ませんでした。こうしたことから本当に良くなるのだろうかと疑念を抱いていましたが、とにかく指示に従って、とある姿勢を取って声を出してみました。

そうすると、自分が想像していたよりも遥かにハリがあり、大きく、長続きをする声が出たのです。ほんの30分前までは自分には才能がないと思い込んでいましたが、実は感覚を掴めていなかっただけで、自分には立派な声を出せる資質がきちんと備わっていることが分かりました。

行動したことで発見した自分の可能性

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レッスン前はマイナスを0にできればもうけもの程度の考えで臨んだのに、想像をはるかに上回る収穫を得られました。声を改善出来るという希望を見い出せたこと、諦めなくてよかったと実感したこと(実は以前に別の教室が主催するレッスンを受講して、思うような結果が得られませんでした)、磨いていけばどれだけ良くなっていくのだろうという高揚感等など、様々な思いが去来して、感動のあまり、他にボキャブラリーがないのかと言うぐらい「凄い」を連呼していました。

確かにコンプレックスが多ければ多いほど苦しい思いも多く抱えます。一方で別の角度から考えてみると、コンプレックスに感じるということは、それだけ「今よりも良くなりたいという強い意欲がある」ということであり、行動した結果、解消されたときの喜びもそれだけ多く味わえるということかもしれません。

まだまだ声そのものは変わっていませんが、必ず良くなると確信したので、入会して訓練していく決心が固まりました。声が改善された結果として、僕と会話をした人が「楽しい会話だったな」と思ってもらえるようになりたいものですね。