自分の不得手を人に任せることは、誰かの迷惑ではなく喜びに繋がるということ。
先週取引先が製品の技術指導のため来日し、僕はその通訳担当となった。
僕は技術の知見に乏しいので、精一杯下調べをして臨んだ。
一方社内の技術担当は英語が凄く不得手だった。
そのためチグハグになって失敗するんじゃないのかと凄く不安に感じたが、お互いの不得手をカバーし合う形でやり遂げることが出来た。
僕は技術的なことは分からないだけでなく、分かろうと努めても中々頭に入ってこない。
技術的なことも相当精通していないと迷惑をかけてしまう。だから不安に感じていた。
でも僕の不得手を技術担当が喜んでやってくれて、一方で技術が知りたい情報を僕は喜んで工夫して引き出した。
不得手を安心して任し、任されて上手く事を運べた。そしてそれがお互いの喜びに繋がった。
中々人に頼み事をするのが苦手で抱え込んでしまうタイプなんだけど、この経験を機にもっと頼んでいこうと思う。
全て1人でこなす必要はない。自分が出来ないことは誰かが喜んでやってくれる。逆もまた然りだ。
おしまい。