ここ1年で少しずつ楽しんでいるものといえば、フレグランスだ。
就寝前にリードディフューザーの香りを楽しみ心も体もリラックスするのが習慣となっている。フレグランスはそんな最高の自分おもてなしツール。
フレグランスといっても色んな種類のものがある。お香、リードディフューザー、アロマキャンドル、香水などざっと思い付く限りでもポンポン出て来る。
せっかくだからどれが自分にピッタリ来るのか色々試したい!と思い、まだ試したことのないアロマキャンドルを買ってみようと百貨店に行ってみた。
さすがに百貨店のアロマキャンドルとだけあって良い香りのものがザラッと並んでいる。8,000円ぐらいのものから10,000円を超えるものまで、結構値が張るものばかり。
「うわぁさすがに高いな…買えんこともないけど。こんなに高いんやったら飛びきりええのん選んだろ!」
と思いながら物色していると何やら先端がベルのようなスティックが置いてあるではないか。
店員さんに尋ねてみた。
「これって何ですかー?」
「これはスヌーファーといってキャンドルの火を消すのに使うんですよ。これを使うと煙が立たずに消せて、再着火しやすいんです。」
「へー色んな道具があるんですね〜。どうせだったらきちんとした使い方で使いたいですよね。」
こんな会話をしながらチラッとスヌーファーのタグを見て言葉を失った。
4,000円
火を消すだけなのに
4,000円…
「(こんなもん火を消すのに息をフーっと吹きかけたらええやんけ!タダでも出来ることに4,000円て正気か!?)」と心の中で突っ込んだのは言うまでもない。
あまりに衝撃的だったので、スヌーファーは元よりキャンドルも買う気が削がれ見送ることにした。
自分が欲しいものには抵抗なくお金を支払えるようになってきた。そう自信を持ち始めた矢先の出来事。
支出の制限はまだまだあると思い知らされるウィンドウショッピングだった。
このままスゴスゴと引き下がるのは何か癪なのでいつかはこだわり抜いたものでリベンジしたいと思う。
あ、スヌーファーってIKEAでも売ってるみたいね。どんなもんかはリンク先をご覧あれ。
おしまい。